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竹川竹斎
竹川竹斎

竹川竹斎

竹斎は財を成した射和商人として、今もなお語り継がれる人物の内の一人、中でも特に広い知識と教養を持った人物であったといわれています。

 竹川家は代々「幕府御為替御用」をつとめ、江戸・大坂に店をもちかつては三井家と肩を並べる豪商でした。
竹斎は、射和東竹川家6代目政信の嗣子として文化6年5月7代として射和町に生まれました。12歳から6年間江戸に出て家業の貨幣兌換の業を習い、その後2年間大坂で修行を積み、この時の経験・知識を教養の基礎として国学・農事土木法・天文地理測量を学び、射和の茶の栽培・灌漑用地の改修・産業としての射和萬古焼を興すなど地域に貢献しました。
 茶道は裏千家玄々斎と子弟の関係で、両者の親しみある関係を一層知るものとして今日庵の席で読まれた合筆の歌の軸装や玄々斎筆の茶室「吉葛園」扁額も残されています。
 その名残として、毎年命日には竹斎を偲ぶ「吉葛(よさずら)茶会」が開かれています。
※今年は特別に一般公開され、多くの方が訪れました。


玄々斎のサイン?!

玄々斎が竹川家へ訪れ、酒を酌み交わした時のこと・・・
酒に酔った玄々斎は筆をとり、床脇の違棚に描かれたといわれるのがこちらです。
正面には「月白風清(つきしろくかぜきよし)」、左面には酔中之書と玄々斎の落款と花押が描かれています。
この違棚は、今もそのままに竹川家に残っています。



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